多発性筋炎その後・魔法の鍼灸、怪しい漢方

プレドニン(ステロイド剤・副腎皮質ホルモン)が11mg/日になって約1ヶ月。今まではプレドニンの量が減って、二週間から三週間目くらいにひどい怠さがおそってきてその後回復というパターンだった。このときに、筋炎の再燃を疑って何度か病院に行ったことがあるけれど、その度に検査結果は異常なく、いつも一安心していたのだった。

今回も、それを覚悟で様子を見ていた。薬を減らした二週間後に一度、診察に行った。そのときは異常なし。その前に多少の怠さなどがあったので、今回は少し早めに怠いのが来たのかな、とも思っていた。

病院いに行った後、徐々に怪しげな症状が。ちょっと筋肉が痛いっぽい。痛い、というところまで行かず、ちょっと熱を持ってしびれるような感覚。その発生場所が太ももの前側と二の腕で、これは筋炎の発生場所。

でも検査はしたばかりだし、いままでもこの部位に多少の症状があって、その時に検査しても異常がなかったから、このまま様子見。

鍼灸は週二回。先生が熱を持っているところを探して、熱抜きをしてくれている。さわりながら、熱感がある場所をさぐるのだけど、私自身にすら、その正確な場所はよくわからない。自分で、熱がある、と思っていた場所と違ったりする。治療のあとはちゃんと熱が抜けてるから不思議。魔法の手。

鍼灸治療を受けて、筋炎の症状が出てる場所は、熱を持っているというのがポイントだとわかった。プレドニンの副作用で、太ももなどがむくんで痛みがあったのだけど、この場合は逆に冷えてるらしい。プレドニンは冷やす効果が高い。つまり、どうやら炎症で発生した熱を冷やして症状を抑えているということらしいのだ。

だから、鍼灸治療では、薬で冷やす代わりに、鍼で熱を抜く。これが効果があるみたい。鍼灸治療がなかったら、とっくに再燃していたかもしれない。

最近、腰が痛くなったり、手首の関節周辺(関節ではない)が熱を持ってしびれるような感覚があったり、いままで筋炎の症状が出ていた場所とは違うところに違う症状がでる。これは、筋炎の症状ではないけれど、筋炎の代わりに出てきた症状かもしれない。プレドニンが減って、それに対応するために、体ががんばっている。そのがんばりが、筋炎を押さえる代わりに他のところに症状となって出てきているような感じ。

特に、手首は自分でも熱を持っている感じがよくわかる。この熱は鍼灸治療すると「割と簡単に抜ける」と鍼灸の先生は言う。「抜ければ大丈夫」。確かに、治療のあとは熱が引いている。

この数日、熱してるのか冷えてるのかわからないけど、筋炎の症状が出る部位に痛みがあったりして、ちょっと危険信号な感じがあるのだけど、台風の所為かもしれないので、じっと様子を見ているところ。

このごろ、台風が日本に近づいてくると怠さがおそってくる。いい天気なのに怠い…と思っていると、台風接近中だったり。低気圧の所為なのか、湿気の所為なのか。エアコンを除湿にして部屋の湿度を下げるとだいぶ違うので、湿気の影響が強いような気がする。

相変わらず漢方薬は飲んでいるのだけど、漢方を飲んでいなかったときに12mgくらいまでは減らせていたので、飲んでいる今は10mgくらいまではいける、と思っていた。ここで再燃したら、漢方の意味なし。。。高いのに。

効いてないんだったら飲むのやめたいなぁ。高いから。でもやめて調子悪くなったら困るし。

いやいや。信ずる者は救われる。疑ってはいけないのだ。ここは、なんでも効果があると信じるしかない。鍼灸も、素直な人ほどよく効くらしい。漢方も、疑いながら飲むよりも、全面的に信じて飲んだ方がよく効くに違いない。

難病情報センター

多発性筋炎・皮膚筋炎