お金よりウッフィー◆『ツイッターノミクス』

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ツイッターノミクス TwitterNomics

  • タラ・ハント 津田 大介(解説)(著) 村井 章子(翻訳)
  • 文藝春秋
  • ¥ 1,650 [単行本] 2010-03-11
  • ISBN:9784163724003 / ASIN:4163724001

原題は「THE WHUFFIE FACTOR」で、ツイッターだけについて書いた本ではない。ネットでのコミュニケーション、企業戦略などについて広範に書かれている。

そしてウェブの世界では貨幣の代わりにウッフィーが流通している。「ウッフィーは、その人に対する評価の証と考えればいい。人に喜ばれるようなことをしたり、手助けをしたりすれば、あるいは大勢の人から尊敬され評価されれば、ウッフィーは増える。逆なら、減る」。もともとはSFに描かれた未来の通貨だが、これをウェブに当てはめて説明していくことで、ネット上でのコミュニケーションや経済活動、企業活動の在り方について理解しやすくなっている。

過去にあった成功例、失敗例についてもウッフィーのやりとりで説明が付くから面白い。

最初はお金(収入)にならなくても、ネット上で信頼関係を築きウッフィーを増やしていくことで人間関係が広がり仕事(注文)が舞い込み、さらにまたウッ フィーも増える。これは個人でも大企業でも同じ原理。

このウッフィーの原理に気付かずにいままでの商売の仕方を当てはめて顧客に対応して 失敗した企業もある。逆にこの原理に気付いて新しい発想で顧客サービスを始めた企業は成功している。

内容自体は、ネットを長年使ってきて身をもって感じていることばかりで、終始うなずきながら読み進めた。こういう考えに至っていない人やネットに慣れていない人が読んでもきちんと理解して実感できるのかどうかはわからないけれど、いままで漠然と感じていたことが見事に一冊の本にまとめられているというところに感動。

著者は1973年生まれで私よりひとつ年上の同世代。ネットの使い方、ネットに対する感じ方に近いものがあると思った。

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