『アマルフィ』原作:真保裕一 監督:西谷弘 出演:織田裕二、天海祐希
織田裕二主演。かっこいい織田裕二をとことん楽しもうという感じの映画。イタリアの風景は絵になっていてストーリーも飽きさせず、平均点以上ではある。共演者も豪華で、娯楽映画としてはいいのでは。。。
しかし、ストーリーとタイトルの相関性がよくわからない。アマルフィはイタリアの地名だけれど、映画の中ではほとんど出てこない。原作の小説のほうではアマルフィという言葉がキーワードとして使われていて(それが上手い使い方かどうかは疑問だけど)、これがタイトルになっているのもわかるのだけど、映画のほうではその痕跡はまったく消えてしまっていて、なんでタイトルがアマルフィなのかますますよくわからない。
制作前にタイトルありきだったのかもしれないけども。
ストーリーも小説のほうが説得力がある。娯楽映画でテロリストの複雑な政治的背景を描くのは大変なのはわかるのだけど、ちょっとわかりやすくしすぎて現実味がなくなってしまった感じがした。そのために、そこまでする? みたいな。
映画館で見なくても、テレビで十分かも。
「アマルフィ 女神の報酬」
http://www.amalfi50.jp/
アマルフィ
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