撮らずにはいられない鉄道写真 (学研ビジュアル新書)
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中井精也さんの「ゆる鉄」写真が大好きなのだけど、その撮影秘話や撮影のコツがちりばめられていてワクワクする一冊。
季節ごとに写真とそのエピソードを紹介。鉄道を中心にして、その周りの風景や、自然、人間を写す中井さんの写真の数々に癒される。
癒やし系の鉄道写真というのも珍しいと思うのだけど、見ているとほっとするのだ。人々の生活の中にある鉄道。人工物なのに、なんだかあったかい。風景に溶け込んでいてまるで自然の一部のようにみえることも。
夜景の中の列車は美しいアートのようだったり、花吹雪の中の列車は幻想的だったり。そんな多彩な写真が撮れるのも、確かな撮影技術があるから。
真似しようと思ってもなかなか真似できない。中井さんの写真を見るたびに、自分ももっとカメラの勉強をしたいなぁと思ってしまうのであった。