予知夢 (文春文庫)
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『探偵ガリレオ』シリーズ第二弾。物理学者の湯川(ガリレオ)と草薙刑事のコンビは前作よりも様になっていて読みやすかった。書き手も読み手も慣れというものがあるのかも。
テレビドラマでは、湯川教授が物理学(や科学?)の知識を駆使して事件を解決するという印象が強かったけれど、小説では、物理学の知識というよりは、湯川教授の論理的思考力を持って事件の真相を解明するという色合いが強い気がした。こちらのほうがドラマよりもいい。
超常現象もよくよく調べてみれば人間の仕業だったというオチ。
このあと『容疑者Xの献身』という長編へ続くのだけど、これ、以前読んだものの内容がうろ覚えでガリレオシリーズと繋がらない…。湯川教授はほとんど出てこなかった気がする。
探偵ガリレオ (文春文庫)
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容疑者Xの献身 (文春文庫)
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