『レベッカ』シアタークリエ 2008年4月6日-6月30日 脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ 音楽:シルベスター・リーヴァイ 演出:山田和也 出演:山口裕一郎、大塚ちひろ、シルビア・グラブ、石川禅、吉野圭吾、治田敦、阿部裕、KENTARO、伊東弘美、寿ひずるほか
シアタークリエのこけら落とし公演。シアタークリエは、元の芸術座。芸術座というと、商業演劇のイメージだけど、リニューアルしてミュージカルなど若い人向けの演目も上演しようということなのかな。
劇場はきれいで、トイレも入口と出口が別になっている劇団四季方式(?)で使いやすい。それほど広い劇場ではなくて、一階席のみで二階席はない。その分、濃密な空間ではある。
さて、『レベッカ』。ヒッチコックが映画がしているが、小説が原作。このミュージカルは映画ではなく小説を土台にしているみたい。小説を読んでから映画を見たが、イメージは小説かけはなれてはいなかったが、多少変更されていた部分があった。舞台も、小説のストーリーを踏襲しつつ、新たに付け加えられたり変更されていた部分があった。どれもそれぞれの良さがある。
由緒ある古い大きなお屋敷の主と結婚した若い女性が、亡くなった前妻の影におびえながらも精神的に成長していくというサスペンス調の物語。
作詞・作曲は『エリザベート』のコンビ。お馴染み。『モーツァルト』『マリー・アントワネット』など、彼らの作品をほとんど観ているせいか、今回の舞台、どこかで見たような歌、場面のつぎはぎのようだった。出ている人たちも全部お馴染みのメンバーだったしね。。。
まぁ、多くは演出家のせいだと思うのだけど…。山田和也氏の演出っていつもぶちぶちとシーンごとに切れていて舞台全体としてはイマイチなことが多いのだった。
一緒に行った友人は、この『レベッカ』という作品自体が好きだそうで、公演が決まってそうそうにチケット取って〜と言われた。第一の目的は山口裕一郎なんだけど。私は大塚ちひろ嬢が好き。歌がうまいのだわ。
いつもほとんど当たったことのない抽選でチケットが取れて、運が良かったと思っていたのだけど、劇場に行ってみたら当日券もあったみたい。あれ、人気ないの? 他のお客さんの会話では、「どうせ当たらないからとたくさん抽選に申し込んだら全部取れちゃった」だって。うーむ。
違う演出家で見てみたいなぁ。
レベッカ
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レベッカ〈上〉 (新潮文庫)
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