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明日のテレビ チャンネルが消える日 (朝日新書)
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日本よりも、三年先を行っているというアメリカのテレビ事情を例に、テレビの今後について詳しく書かれている。ニホンのテレビはいったい今後、どこへ向かうのか、楽しみでもあり、悩ましくもあり。
アナログ放送終了を一年後に控えて、日本のテレビ事情も転換点を迎えているのかもしれない。YouTubeで好きなモノが見られるからテレビを見なくなっちゃった、なんて声もちらほら聞こえてくるし、ネットで十分だからテレビは必要ない、なんて人もいるらしい。
私は元来のテレビっ子なので(昔に比べれば見る時間が減ってるけど)、テレビがないなんて考えられないけれど、インターネットの普及で、昔のようなテレビのニーズというのは確実に減っているのだろうなと思う。私だって、以前だったら、テレビを観たり、本を読んだりするのに充てていたはずの時間を、パソコンの前に座ってTwitterやらブログやらに充てているのだから。
ネットがあれば、映画だってドラマだって、好きなときに好きなモノを見られるようになる日も近い。というか技術的にはおそらく十分可能なはずなのに、なかなかそうはならない。なにか大人の、複雑な事情があるのだろうとは察するけれど、一視聴者としては、「簡単」に「好きなとき」に「好きな番組」が見たいのだ。
方向性としては、そういう風になっていく、というのは分かった。分かったから、なるべく早く、実現して欲しいものだ。そうしたら、みんな、パソコンの前からテレビの前に戻って来るんじゃないかなぁ。