ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書)
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先日読んだ「仕事で使える!「Twitter」超入門」よりもカジュアルな内容で、ツイッター未体験の人にはこちらのほうがとっつきやすいかもしれない。個人的には、「仕事〜」のほうが「へぇ、なるほど」と思うところが多くてサクサク読めた。
「140文字〜」のほうは、ツイッターを知らない人に向かってどんなものかを説明している印象が強く、ツイッターのヘビーユーザーには既知のことが多いのではないかと思った。でも、ツイッターというものの概要を捉える意味では1冊の本にまとめるというのはとても意義あることだ。
広瀬香美さんにツイッターでインタビューするという試みでは、30分で3つほどの質問しかできなかった模様。これ、ツイッターでリアルタイムで見ていたし、他にもツイッター上でチャット的な試みをしているのを見たけれど、インタービューとかリアルタイムな会話にはあまり向いていないと思った。いくつか質問を用意して、一気にそれを流して、一定時間後にまとめて返信したほうがたくさん質問できそうだ。
ツイッターでは140文字という制限があるけれど、日本語では漢字が使えるので英語の3倍くらいの情報を入れ込めるというのは、なるほどと思った。もともと日本人は日記好きだし、日本人には合ったサービスなのかもしれない。
企業アカウントにも取材していて、ちょっとびっくりしたのが、毎日新聞編集部。マスコットのニワトリのアイコンを使っているので、通称コッコちゃん。なんとなく一人の担当者がつぶやいている印象だったのだけど、毎日違う担当者がつぶやいているらしい。へぇ! まぁ、そうじゃないと担当者がお休みの日とかはニュースが流れなくなっちゃうもんね。
つい先日、NHKの時間帯の違う複数のニュース番組で何度もツイッターが取り上げられて、ツイッター上で話題になった。キャスターやコメンテーターがツイッターをやったことがない人ばかりだったようで、的外れなコメントもあったけれど、ツイッターの知名度は一気に上がったと思う。
今後は新規のユーザーも増えて、また違った展開をしていくかもしれない。どんなメディアに成長するのか楽しみだ。
※私のツイッターアカウントは @noriko_v 。ブログの更新情報はRSSを使って @henyo2 というアカウントで配信している。Twitter(ツイッター)のURLは http://twitter.com/(登録は無料)。
仕事で使える!「Twitter」超入門 (青春新書INTELLIGENCE)
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