東宝ミュージカル『レベッカ』 2010年4年7日-5月24日 脚本・歌詞/ミヒャエル・クンツェ 音楽/シルヴェスター・リーヴァイ 原作/ダフネ・デュ・モーリア 演出/山田和也 出演/山口祐一郎、大塚ちひろ、涼風真世(ダブルキャスト・シルビア・グラブ)、寿ひずる、石川禅、吉野圭吾、tekkan、伊東弘美、KENTARO、阿部裕ほか
初演はシアタークリエで、小さな劇場だったけれど、今回は帝劇。メインの出演者が少なくてサスペンス的なつくりなので、大劇場よりも小劇場のほうがよかったような気もする。演出の問題もあるかもしれないけれど。
死んだはずの前妻の影に怯える新妻の成長物語。自信のない頼りなさげな小娘が最後には堂々とした貴婦人(?)になるところが好き。そして主演の大塚ちひろさんの歌声が好き。前回はいびり役のミセス・ダンヴァース(前妻の召使い)が涼風真世さん。これは好みだろうけど、私は初演で見たシルビアのほうがよかったなぁ。大劇場ってことで、知名度のある方がキャスティングされたんだろうけど。
他のキャストもいつも見ているミュージカルに出演されているお馴染みの方々。音楽も「エリザベート」のクンツェ、リーバイコンビ。「エリザベート」や「モーツァルト」みたいな華麗なドレスなんかがないところがもの足りないけれど、十分楽しい舞台だった。
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レベッカ〈上〉 (新潮文庫)
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レベッカ〈下〉 (新潮文庫)
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