ベストセラーとなった『聞く力』の第二弾。なのだけど、タイトルから期待したような内容ではなく、ちょっと肩すかし。『聞く力』はビジネスにも応用できるような実践的な内容だったのに、今作はプチ自伝のようなエッセイテイストの内容になってしまっている。これなら、エッセイとして出版したほうがよかったのではないか。
阿川さんが、いかに叱られながら成長してきたか…という話なのかと思ったら、ただ単に子どもの頃からの思い出を綴ったような内容。これはこれで面白いのだけど、自分に当てはめてなにか参考になるかというと…うーんと頭を抱えてしまう。だって、阿川さんみたいにユニークな子どもじゃなかったし。ユニークな親でもなかったし。
『聞く力』でやめておけばよかったのに、、、というのが正直な感想であった。