凡人にははかりしれない◆『嫌われることを恐れない突破力!』 勝間 和代、堀江 貴文、田原 総一朗

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田原総一朗責任編集 2時間で人生が変わる! 嫌われることを恐れない突破力! 世間という牢獄から脱出する方法 (2時間で人生が変わる!)

  • 勝間和代(著)、堀江貴文(著) 
  • アスコム
  • ¥ 1,000 [新書] 2010-10-08
  • ISBN:9784776206385 / ASIN:4776206382

「2時間で人生が変わる!」ってキャッチコピーは大げさだけど、堀江さんと勝間さんの考え方、物事の捉え方、人生観のようなものが集約されているという意味では濃い一冊ではあるかも。

「それはどうして?」と言葉を引き出す田原さんがうまい、と思った。というか、編集の力なのかな。あ、「田原総一朗 責任編集」となってるから、やっぱり田原さんの力だな。

このお二人が書かれた本などではおそらく、自分が言いたいことを書いているから、嫌悪感のある人が読むと最初から受け入れられないのだろうけど、田原さんという媒体があることで、一般の人が「そうそう、そこが聞きたかったのよ」っていうところをうまく引き出している感じがした。

このお二人、そうとう頭がいい。たぶん。だから並大抵のインタビュアーでは太刀打ちできなそう。田原さんも頭良さそうだし、この三人という取り合わせが面白い。

まず、お二人の生い立ちから始まって、団塊世代がダメだという話や検察批判、経済、農業からこれからの夢まで、話題が幅広い。完全に共感はできないのだけど、なるほどねぇ、と理解はできる部分はあった。何より、全体から、このお二人の思考回路みたいなものがちょっとだけ見えてきたところが収穫。いや、私のような凡人にはホントのところは、わからんのだけど。

本気で、お金があれば総理大臣になれると思った、っていうホリエモン、なんか別の意味ですごい。テレビ局の買収話で、みんなが喜んでくれると思った、っていうのもすごい。考えてることはピュアな気がするんだけど、頭がいいだけに本気でそれをやろうとしてある程度まで出来てしまって、社会全体を巻き込んでしまうという迷惑な話。

ホリエモンが彼の思惑通りに総理大臣になってしまう世の中もイヤだけど、彼らのような人材が簡単に潰されてしまう世の中もイヤだな。こういう人がいるから面白い。しかし、今、ホリエモンや勝間さんの本が売れているということは、もしかしたらいい傾向なのかもしれない。そして、どんどん批判もすればいい。いろんな意見がでることで、社会が良くなるんじゃないかな。彼らは問題提起をしているんだと思うのだ。

情報収集の仕方についても語っていたけれど、ニュースを見て、それについてブログなどで考えを書いて、読者からのコメントを読んでやりとりをして、そして自分の中に蓄積する、そのやりかた自体は私も一緒だと思った。けど、その処理速度、処理能力が全然違う。私がひとつやる間にホリエモンは100くらいできちゃうんじゃないだろうか。勝間さんは速読法で本を読んでいるとなにかに書いてあったし。凡人との違いはそこだな。

まぁ、頭のいい人は世の中にたくさんいるのだろうけれど、どうして彼らだけが叩かれるのか。お金持ってるからとか、頭がいいからとか、そういう理由じゃないと思う。…なんだろう。他人に対して、「アナタはこうしたら今より幸せになれる」って決めつけるところかなぁ。なにが幸せかなんて人によって違うのに、他人に幸せの定義を押しつける(あるいは、押しつけられたように感じさせてしまう)ところがいけないのかも。そこが宗教っぽい所以か。

これが、芸術家や音楽家だったら、「変人」で「天才」で片付けられるのだろうけど、起業家、経済評論家であるが故に叩かれてしまうのかもしれない。誰でも宇宙旅行ができるようにしたい、なんて夢のある話だと思うんだけどな。ホリエモンがやるとすぐ「金儲けか」って思われちゃうんだろうな。マイケル・ジャクソンがやったら絶賛されたかもしれない。自宅に遊園地作っちゃったくらいだし。もう、ホリエモンは、小説をじゃんじゃん書いて、小説家という肩書きでいろんなことしたらいいんじゃないかな。そしたら私財をなげうって「夢」に投資する文化人、みたいな立ち位置になれるかもしれない。

そういえば、美大時代に法学の先生が言っていた。あなたたちのような人たち(アーティスト)が世間を批判する目を持って様々な問題を提起していくことが重要、というようなことを。

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