きみがいた時間 ぼくのいく時間-タイムトラベル・ロマンスの奇跡-
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演劇集団キャラメルボックスが舞台化。タイムマシン、クロノス・ジョウンターシリーズ。このシリーズは、舞台も小説も好き。
この本ではクロノス・ジョウンターはあまり出てこなかったけれど、いろいろな形のタイムトラベルものの短編が粒ぞろい。表題作は舞台ではかなり膨らませてあったけれど、原作はシンプルな一編。舞台は舞台でよかったけれど、この作品については、原作のほうがいいような気がする。舞台も、再演で少し手直しされるともっと良くなるのかもしれない。
梶尾真治さんのタイムトラベルシリーズは読後感が好き。完璧なハッピーエンドではないんだけど、こういう幸せもあっていいよね、っていうような、安心した気持ちになれるのだった。
演劇集団キャラメルボックス「きみがいた時間 ぼくのいく時間」
http://www.caramelbox.com/stage/kimijikan/index.html