楽しく幸せな人生になる◆『もっと人に好かれる話し方』和田 裕美

数年前に買ったまま積ん読だった本。読んでないけれど、35万部のベストセラーとなった「和田裕美の人に好かれる話し方」の続編だそう。

話す内容というよりは、人付き合いをする上で好感をもたれるためのポイントがまとめてある。笑顔で相手を気持ちよくさせる術。知っていて損はないけれど、自然にできる人には必要ない本である。(こういう本はできない人が読むのだろうから、余計なお世話だけど)

私の場合は、自分が感じが良いなぁと思った人を観察して、その人の仕草や口癖などを真似してみるということをよくやる。なので、この本の内容に書いてあることに、うんうんそうだよねぇと納得することしきり。なんとなく感じのいい人だなと思っても、具体的にどこがどう、と言うのは難しいのだけど、こういう本ではちゃんとわかりやすくポイントが解説してあるところがスゴイのである。

「ありがとう」と返事をするとか、笑顔を心がけるとか、会話は聞き上手になるべし、とか。面白かったのは、早口の直し方。早口がぜんぶ悪いわけではないけれど、それで損をするようなら直したほうがいい。呼吸と句読点を意識するといいらしい。なるほど。たしかに早口の人ってどこで息継ぎしてるのかわからない。

笑顔で相手の話を聞いて、相手の言うことに肯定的に返事をして、自分の愚痴は言わない。自分自身が心に余裕を持っていい人でいることが大事。私は相手の態度は自分の鏡だと思うことがあって、自分がイライラしていると相手もイライラするし、自分が相手をバカにしてると相手もこちらを信頼してくれない。本心からこの人を手助けしたいと思ったり、心から相手を尊敬していれば自然とそれは言葉や態度に表れて、心を開いてくれることが多い。なので、いつでも機嫌良く、いい人でいたいなぁと思う。の著者の言うように、そうすることで人生が楽しく、幸せになるというのは、多いに納得。